比丘尼の丘 初秋の自然観察会

9月24日(日)に自然保護部企画の「比丘尼の丘 初秋の自然観察会」を行いました。会員6名の参加です。

観察の様子
「世界の桜の園」の駐車地を出発。普段の山行では見逃しがちな草花をもじっくり探しながら、ゆっくりペースで進みます。皆さん、観察と撮影に夢中です。

眺望
しばらく進むと展望が開けてきました。少し夏の余韻が感じられる秋晴れのさわやかな陽気です。

山萩
女郎花
秋の七草であるヤマハギ[山萩]とオミナエシ[女郎花]が秋の訪れを告げています。

釣鐘人参
ベルのような形と淡い青が可愛らしいツリガネニンジン[釣鐘人参]

蔓穂
線香花火が弾けるように、小さな花を次々と咲かせるツルボ[蔓穂]

棕櫚草
チョコレート色のシュロソウ[棕櫚草]。枯れた葉鞘の繊維がシュロの木の毛の様になって残ることが名の由来。

朮
オケラ[朮]の花は魚の骨のような形の苞葉に包まれているのが特徴的です。

遠州白熊
エンシュウハグマ[遠州白熊]は名の通り静岡県西部~愛知県に自生。華奢な花びらが風車のように付きます。ハグマとはヤクの尾毛で作った旗や槍の装飾のこと。

観察される野草は、質素でありながらも色や形が実に多様です。

蛇紋岩
この辺りは蛇紋岩の分布する地帯で、所々に青緑色のまだら模様のある岩が見られました。蛇紋岩の影響を受け、土壌は貧栄養でマグネシウム過多という植物の生育には困難な環境です。そのため固有種の生育や矮小化などといった独特の植生が見られます。

三河松虫草
栄養状態の悪いマツムシソウに見えますが、おそらくその変種であるミカワマツムシソウ[三河松虫草]でしょう。蛇紋岩地に咲くことが多いそうです。

南蛮煙管
道中で行きあった男性に場所を教えてもらい見つけたナンバンギセル[南蛮煙管]。Tさんがやっと会えたと感動していました。葉緑素を持たず、ススキ等の根に寄生する植物です。

紹介しきれないくらいたくさんの植物に出会うことができました。一緒に行ってくださったメンバーに感謝です。(E.K.)
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